第44代部会長 半田 廣行

 【所信】
 私が、2004年日本青年会議所  水産部会に入会させていただいて5年が経ちますが、私が学ばせていただいたのは、真剣に学び、一生懸命遊ぶ。そして、その沢山の時間を共に過ごした仲間と共に友情を育み、共に切磋琢磨し成長をしていくと言うことです。

30代半ばにさしかかり、新たな知人は何かしらの利害関係があることが多く、本当の意味での友人を作ることは半ばあきらめていたように思います。しかし、JC でこの水産部会で同じ釜の飯を食った仲間や、何もわからない自分たちを支えてくださった諸先輩方に出会えた事は何ものにも代えがたいものであり、感謝しております。

日本青年会議所 水産部会は1965年に発足し44年目を迎えます。今まで先輩達が守って来ていただいた私の大好きな水産部会の存続と発展を私の使命と考え、皆様への「お役立ち」の精神で部会長の大役を担わせていただきますので、どうぞ1年間よろしくお願いいたします。

「存続・拡大」

会員拡大は例年取り組んでいる案件ではありますが、2008年度から2010年度で約半数の部会員が卒業していきます。水産部会を存続していくためには、全員が危機感を持ち部会員一丸となって会員拡大に取り組まなければなりません。そのためにはまず、最近部会と疎遠になっている現役会員に協力していただかなくてはなりません。皆様のお声掛け一つで出席率アップにも繋がります。そして、部会委員一人が一人を拡大することで人数は倍になります。全国各地に、まだこの素晴しい部会の存在を知らないJCマンが沢山いるはずです。皆で足を運んで仲間を増やそうではありませんか。

「真剣な勉強会」

現在の時代背景は、近年まれに見る厳しさです。水産業界でも燃料の高騰による漁獲高の減少、偽装報道による風評被害など我々を取り巻く環境は本当に先が見えません。この混沌とした世の中を生き残るには、本当のプロフェッショナルとしての情報・知識がより強い信頼を得ることにつながるのではないでしょうか。水産部会には各水産業界のプロフェッショナルが沢山います。部会員や諸先輩方に講師として生の情報をいち早く伝える。そんな「真剣な勉強会」を部会の中で開催したいと考えます。部会員のそれぞれの知識を共有し、人脈を深められることで部会に来ることの意義が生まれるのではないでしょうか。

「最後に」

  魚が嫌いと言う人達は少なくありません。私の思うところでは、その方達は本当に美味しい魚と調理法に出会えていない方達なのだと思います。人間はアレルギー以外で本来  好き嫌いはないと考えます。ポジティブに考えると魚が嫌いな人を好きにすることは我々の創意工夫で出来るのではないでしょうか。特に子供達が嫌いだった物を食べられるようになると子供達も自信が付き、親御さん達にも喜んでいただけます。人を幸せに出来る仕事はとても素晴しいものだと思いませんか。

  人間も同じで素晴しい出会いが幸せを生みます。ネガティブに考え、出来ない理由を並べ立てるのではなく、何事もポジティブシンキングで前向きに人への「お役立ち」の精神で接する。そんな部会員が沢山になれば、水産業界・各自業の発展に繋がるのだと思います。

共に成長し、発展する。そんな部会運営をしていきたいと思います。