【基本理念】
「行動と考察主義で水産業界をリードする」
【所信】
「♪友達100人できるかな」
私がこの水産部会に入会したきっかけは、「2003年度水産部会長予定者、大倉氏に!」という新聞記事をたまたま発見したことです。この記事を読んだとき思わず「おおっ!」と声を出したのを覚えております。(勉強不足で、業別部会の存在を知らなかったのです) 私は以前から漠然とした疑問というかもやもやしたものが頭の中にありました。それは小学1年生の唱歌「♪友達100人できるかな?」ではありませんが、「生涯のうちにどれだけの水産関係の方と出会い、友となれるのだろうか?」ということです。 大の釣りキチで、小学校5-6年生時には、雪解けから初冬の池が凍るまでほぼ毎日鯉・平鮒釣りに興じており、それが転じて水産学部に入り、中央市場に勤め、荷主さん、お客さんらと知合い・・・。その間いろいろな方と知合い、話し合い、学ばせていただきました。学生時代は、寮に住んでおりましたので百数十人の兄貴・弟分ができました。彼等は歳の上下こそあれ、腹を割って話し合える私にとって大事な財だと思っております。 一方、仕方がないことかもしれませんが、商売上で知り合った“友人”は、そこに利害・売買による力関係などいろいろなシガラミがあり、学生時代のそれとはちょっと違ったものとなっているということを薄々感じておりました。 それから私は、現在弘前の卸売市場におりますが、商売チャンスがない限り九州・四国・中国地方の方々とはお会いする機会はなかなか無く、これでいいのだろうか?同じように水産に携わる方々と知合い・語り合うチャンスはないものか?とモヤモヤしていたのです。 そういうわけで、「出会い」を重要視したいと思います。
「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」
新聞記事を読んだときに、問合せをしようかどうかシャイな私は一瞬躊躇しましたが、岡山JCをネットで検索し、大倉さんのメルアドを聞き、勇気を振り絞って入会したい旨を伝えました。おかげさまで今こうして皆さんと知り合え、大切な友を持つことができました。あの時の自分に感謝・感謝です。 「やってみなはれ、やらなわからしまへんで」はサントリー創業者の鳥井信治郎氏の残した名言で、私の大好きな言葉の一つです。私の場合まさにやってみたところいい結果になったようです。実践するという勇気と力はJCマンにも共通してあるべきことだと思います。 そういうわけで、「実践する、なおかつ即座に行動する」を重要視したいと思います。
「マーチャンダイジング」
水産部会に入り、メンバー、シニアの方々とお話させていただき多くのことを学ばせていただきました。学ばせていただいたものを何度か読み返し、ようやく自分の言葉に置き換えられたものもありますし、いまだに我がものとなっていないものもあります。 ところで私は卸売市場の人間ですが、水産物の売買において、切った貼ったの駆け引きだけなく、より一層「その商品が売れる根拠」を示さないとうまく流通に乗っていけない時代となりつつあると考えております。我は水産のプロとして商品そのものについての知識はもちろんのこと、「売れる根拠」「消費者のニーズ」を曖昧なままにせず、明確にした上で水産物を流通していくことが重要と考えております。 いわゆる「提案型営業」と言われているものの中核がマーチャンダイジングと呼ばれるものであり、生産、流通、販促、消費者の一連の流れを明確に把握し、各階層にある障害・矛盾点を改善することで円滑な流通を実現していくという内容になっています。私はこれを実業で実践してみて感じたのですが、提案事項がキチンと相手に理解され、導入されていく過程を経験しており、水産業界の皆様に是非これを広く使っていただきたいし、共に学びたいと思っております。なぜならば我々水産業界の競合とは、隣の同業者ではなく畜産業、惣菜、菓子など他の食品業界であり、彼らはすでにマーチャンダイジングを導入・成功させているからです。 そういうわけで、「マーチャンダイジングを通して、考察することへの挑戦」を重要視したいと思います。
「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
山本五十六氏の有名なお言葉です。私も社内において部下にあれこれやって欲しいことがたくさんありますが、思い通りにはなかなか進みません。どうしたら彼らが仕事に対する達成意欲=モチベーションを高く維持したままに仕事をしてくれるのかという命題を自分なりに見出したいと思っております。 そういうわけで、「モチベーションの維持法を見出す」を重要視したいと思います。