水産部会 2022年度 スケジュール
1月21日(金) 京都部会
通常総会です。2022年度水産部会「古橋丸」出航の日です。
本来は京都会議に合わせて京都市内の料亭にて開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大によりオンライン開催となりました。
現役会員については総会後、農林水産大臣への提言のための情報収集会議も実施致しました。
3月16・17日(水・木) 伊勢鳥羽志摩部会
2020年度・2021年度と開催を見送られた伊勢志摩の地で、三重県メンバーオールスターズで、牡蠣のブランディングと変死問題、革命的なアサリの復活対策、地場産業に根差した最新加工工場などを視察。エクスカーションとして伊勢神宮の公式参拝も実施致しました。
5月27日(金) ASPAC部会
国際交流の貴重なチャンスであるASPAC堺高石大会ですが、新型コロナウイルス感染拡大によりそれが叶わず、予定していたブース出展も見合わせる事に決定しました。
代わりに部会員との交流を活性化すべく、幻の55周年記念式典の会場候補地ヒルトン大阪にて講師候補者のサバ博士を設えました。ASPACスローガンでもある「一期一会」の瞬間を宝物と捉え、部会開催致しました。
6月15日(水) 農林水産大臣表敬訪問
第15代歴代部会長を務められた金子農林水産大臣(先輩)を表敬訪問し、現役会員全員の意見をまとめ上げた提言書を提出致しました。
要望は全部で8つありますが、一部の提言には痩せた海を豊かな海に戻す為には山林と水田の活性化により大地からの栄養が再びもたらされるようになる事が不可欠であるため、同じ日本青年会議所業種別部会である石附米穀部会長と安心院木材部会長との三者会談によって頂いたご意見・ご提案を一部の提言に盛り込ませて頂きました。
その内、金子大臣との面会においては特に我々が重要視する3つの要望を取り上げ、直接想いをお伝えしました。
全国各地で多様な業種・魚種の中で活躍するメンバーが集まる我々水産部会だからこそ、多様性の中から見えてきた共通点と課題があります。誰一人取り残さない国内水産業の復活を目指し、これからも研鑽を重ねて参ります。
7月15・16日(金・土) サマコン部会
懇親会では現役会員自らが持ち込んだ朝獲れの小田原鮮魚で舌鼓。翌日のブース出展に備えた「しくじらない先生!来場者の心を動かす美味しい話」と銘打った講演会では、カマスの骨抜き棒の実演や、水産部会に入会したからこそ誕生した気仙沼産フカヒレをあしらった「究極の牛丼」争奪じゃんけん大会で大盛り上がりでした。
翌日のブース出展では全国各地の常温商品を展示し美味しい魚のネットワークを表現。和気あいあいとした雰囲気の中で新しい仲間も加わりました。
8月19・20日(金・土) 福島事業
新型コロナウイルスが再び猛威を振るい、福島オンライン事業として「復興までの道のりと今後の課題を共有する交流事業」を開催。
JCI浪江副理事長であり役場職員でもある小林直樹君からは、J東日本大震災と原発被害による全町避難を振り返り、今後の課題について語って頂きました。
未だに帰宅困難地域が広がる浪江町のこの現状は、決して最悪の結果でない、実は福島原発の免震施設がたった震災の半年前に完成していて、そこを拠点にして最悪を食い止めるべく最前線で戦い続ける事ができたからこそ得られた奇跡の結果であって、だからこそ、一部であれこうして浪江町に戻る事ができたのだそうです。
浪江町の水産業についてお話くだった浪江町役場農林水産課岩尾恒雄主査が作成してくださった動画には、再開したばかりの請戸漁港で働く若い男女の笑顔が印象的でした。拡大されたとはいえまだ試験操業中であり、彼らの殆どは浪江町に戻らず、南相馬市から時間をかけて通勤している状態です。
それでも良質の魚が多く捕れると評判の請戸漁港である事は今も昔も変わりません。WEB懇親会では漁港再開の立役者である柴栄水産様よりシラス商品を多くの方にお買い上げ頂きましたが、是非その絶品を味わって頂き、並々ならぬ想いのこもった浪江町の海産物の魅力を周知して参ります。
9月2日(金) 静岡部会
日中は日本一の水揚げ金額を誇る焼津の地に赴き、伝説の深海魚ハンター•長兼丸様が漁獲されたヌタウナギと深海サメを味わい、生きた姿からは想像できない旨味に舌鼓。その後、蒸気と熱気が溢れる鰹節工場では世界を唸らせる出汁の奥深さと熱意溢れる拘りの製法に触れ、出汁の飲み比べもさせて頂きました。
さらには日本で2ヶ所しかない−60度の冷凍倉庫を身を持って体感させて頂き、世界目線で日本の食卓を支える焼津という港町の規模の大きさと誇り高さを目の当たりに致しました。
夜の部は、藤枝•魚時会館に舞台を移しました。異業種である日建リース工業様が手掛けた最先端陸上養殖「三保サーモン」と最新の輸送技術について学び、懇親会では海外サーモンとの食べ比べもさせて頂きました。
昼の部の焼津から藤枝に至るまでの視察で、未利用魚•加工•旨味•鮮度•生産技術•流通という様々な切り口から、魚食率を向上させるためのキーワードを各々持ち帰る事ができました。
11月12・13日(土・日) 日光部会
天下泰平の世を実現された徳川家康公が鎮座する日光の地にて、皆様と共に卒業生の門出を盛大にお祝いし、豊かな海の原点である森林をテーマに林業組合の方との対談を通じてお互いの課題を共有した「海なし県」での開催において、新しい絆と可能性を開拓できた事は、一年を締め括るに相応しい部会となりました。
卒業生には日光の木材を使った記念品を、参加者には日光の木をご祈祷した御守りを贈呈し、懇親会では日光市長にもお越し頂き、山の幸ならではの珍しい川魚、ヤシオマスを食して頂きました。
歴代事業紹介
2016年度 海外事業(台湾)
水産部会員が海産物をASPAC高雄大会に持込み、ブース出展をして世界各国から集まった来場者に日本が誇る海の味を堪能して頂きました。もちろん大盛況で在庫はあっという間になくなりました。
因みに青年会議所は世界中にありますが、業種別部会があるのは日本だけなのはご存知ですか?国際交流において、水産部会は大きな武器になるのです。
2017年度 広島部会
瀬戸内海の離島・大崎上島に渡り、かつての塩田跡地に地下海水を汲み上げて作った牡蠣と海老の養殖池を視察しました。海産物が盛況な海外向けの小サイズをターゲットにし、欧米式の養殖設備を整えている事が特徴です。車海老の餌や排泄物が日光で分解されて、植物プランクトンの栄養源となり、美味しい牡蠣を育てる自然の循環を最大限に生かした塩田熟成の手法に、持続可能性と国際的視点の大切さを学びました。
2018年度 高知部会
臨時総会を開催し、次年度への引継ぎ式や卒業式という大切な式典が開かれましたが、次年度部会長や卒業生の門出を祝うべく、懇親会では地元の精鋭メンバーによるよさこい踊りが披露されました。
翌日には資源管理のための稚魚放流や名物の鰹の藁焼き体験を行い、身体いっぱい高知の海を体感できました。
2019年度 豊洲部会
東京都の築地市場から豊洲市場への移転問題が大きな話題となった年で、率先して市場視察に乗り出しました。夜が明けない超早朝での時間帯での開催ながらも、全国各地から50名超が集結する大所帯の部会となりました。
移転してばかりの慣れない中での作業に、不安と期待が入り混じった現場が印象的でした。
2020年度 農林水産大臣表敬訪問
私共日本青年会議所水産部会は、例年農林水産大臣表敬訪問を実施しております。その年々の提言書を作り、国内水産業の未来のため想いをぶつけます。
提言の内容は大臣のみならず、多くのメディアも注目しています。
2021年度 サマコン部会
新型コロナウイルス感染拡大により現役会員のみの小規模開催となりましたが、水産部会の先輩が経営される新横浜駅近くの隠れ家的フレンチレストランにて、部会員が持ち寄った海産物を創作したコース料理を堪能しました。石巻ホヤのカクテルや、明石蛸の香草ロティなど、全国の新鮮な魚が目白押しでした。
翌日には海女さんに扮した会員が会員拡大のためサマコン会場にてブース出展を行いました。