第42代部会長 桑原 猛

【基本理念】
すべての出会いに感謝 ~水産部会の仲間と共に~

【所信】
 1996年水産部会に入会させていただき、月日の経つのは早く10年の月日が流れています。その間、水産部会で多くのことを学び育てていただきました。 日本青年会議所 水産部会は1965年に誕生し42年目を迎えます。この長き歴史の中、その時々にあった運動を展開し、水産業界の先駆者・先導者として行動され、水産部会を成長させてまいりました。その熱き思いを受け継ぎ本年度、歴史と伝統ある水産部会の部会長として皆さんと共に42ページ目を築いていきたいと思っています。 どうぞ1年間よろしくお願いいたします。

「ネットワーク」

 部会の最大の特徴は全国から向上心あふれる同業種メンバーが集うことではないでしょうか?また、青年会議所の先輩でもあり、また良き先輩経営者でもありますシニア会会員の皆様との交流ではないでしょうか? 全国に広がるネットワークをフル活用し、「情報」を「活きた情報」としてビジネスチャンスに変える役割、またハブ機能が部会にはあります。 そしてその機能をフルに使い、総勢340名ものネットワークを活用するならばきっと未来の水産業の輝きはあるはずです。

「拡大」

 全国各地青年会議所においても、会員の減少、そのことに伴い部会員の減少。 会員拡大は例年取り組んでいますが、本年以降、毎年5名以上の卒業生を送り出さねばならない中、危機感を持ち会員一丸となって会員拡大に取り組まなければなりません。全国各地、共に活動する仲間を増やしていき、点を線で結びその線が確実に太い線になって全国各地に広がる、そんな会員拡大を目指して努力します。 また会員拡大は単年度制の枠を超え取り組んでいかなければならないと考えます。

「出席率UP」

 時間的制約、資金的余裕等による部会出席率の低下。我々を取り巻く環境は、従来の価値観でははかる事のできない新たな問題を抱え、以前と比べ厳しい環境にあることは否めません。この様な状況の中、参加したからこそ得られる情報、参加したからこそ得られる人脈。このことこそが真の役立つ部会の実践であり、ネットワークを生み出す場でもあります。また部会には楽しさも必要であると考えます。楽しい部会により、その楽しさが人を呼びまた新しい人を呼びます。 部会は青年経済人としての交流の場でもあり資質向上の為の場でもあります。

「最後に」

 「魚離れ」という言葉を聞いてまず、消費者の「魚離れ」を嘆く前に、消費者の暮らしの変化に対応していかねばならないのではないでしょうか? 統計上以前と比べ魚の消費は減ってはいますが、今でも日本は、世界でも有数の水産物の大消費国であります。 美味しい魚を食べていますか?今の消費者は本当においしい魚を食べているのでしょうか?一番の解決策は消費者に「魚の美味しさ」を知ってもらうことではないでしょうか。 魚の美味しさ、健康に対する優位性を訴えて、どうすれば「魚離れ」が食い止められるのか、どうすれば魚を食べてもらえるか?メンバー一人ひとりが考え、研究し、アイデアを創る。そのことが水産業界の発展に繋がり、各自社業発展に繋がる、そんな部会を運営してまいります。