第41代部会長 山崎 康弘

【スローガン】
お魚大好き!~水産業の未来に向けて~

【所信】
 私の生まれ育った街「浦安」は、「浦、安かれ」という漁場の安泰を願ったところから名づけられましたが、この「浦安」は日本の古名でもあるとも言われています。四方を海に囲まれ、山から海へ到達する多くの河川を抱えた我が国日本は、水との関わりは当然深く、いにしえよりその幸の恩恵を多大に受けてきており、水産業はまさに水からの恵みを人々に届ける為の仕事であり、日本の文化の一端を担ってきたものであります。

 しかしながら、近年、食文化の変化による子ども達の「魚離れ」、そして、水産資源を取り巻く環境の変化、さらには就業者数の減少などによって水産業は、いま大きな分岐点に差し掛かっているといえます。

 2006年度、水産部会は水産業の現状を的確に捉え一人ひとりの課題意識のもと、会員相互の「水魚の交わり」を通じた情報交流を行なっていくとともに、日本の文化であり世界のリーダーとしての日本の水産業の更なる発展を目指し、様々な機会を通じて全国へ情報発信を行なっていきたいと考えます。 40周年という一区切り終えた水産部会の新しい出発に際し、このようなことを実現していくためにも、部会員の意識改革と資質の向上を図っていくとともに、志を持った新しい多くの仲間を迎え、41年目を原点と位置づけ突き進んでいきたいと考えます。

 「温故知新」ふるきをたずねて新しきを知る。先人(シニア)に知識、経験を学び、より一層の交流を深め意見を交わすことにより、現役メンバー、シニア会の皆様問わず、個人のスキルアップ、個々の企業の発展につなげて頂きたい。それが水産業はもちろん日本経済の発展につながると考えますので、シニア会の皆様に積極的なご参加をしていただくとともに、いままで以上のご理解とご協力を頂戴したいと考えます。

 楽しい部会は面白いJC活動を生み出し、元気な人材と企業を育てます。一年間ともに学び、部会活動を通じて自分を育て、「真の豊かな社会」を築いていきたいと考えています。  子どもから高齢者の方まで誰もが「お魚大好き!」と大きな声で言ってもらえるよう、未来の水産業のために全力でがんばっていきましょう。