▼基本理念
水産業の未来を共に考え、共に乗り越える未来を考える
▼スローガン
家族愛
新たな船出の時!さあともに行こう!この大海原へ!
▼所信
皆様にとって家族とは何でしょうか。
世界にはあらゆる家族の形が存在します。
皆様にもそれぞれ思い描く家族の形があることでしょう。
私の思い描く家族とは一緒に過ごす時間や、お互いに愛情を持ち、絆を感じながら支え合える関係だと思います。
我々の水産部会も部会という名の【家】があり、先輩諸兄姉をはじめとする【家族】も同様と私は思います。
嬉しいことがあれば喜びを分かち合い、つらいことがあれば共に乗り越える。そんな家族の形がこの水産部会にはあり、その可能性があります。この水産部会では血の繋がり以上に、心の絆が家族を作るようにより相互理解を深めていくことが必要です。
【60周年を迎えて】
日本青年会議所水産部会は 1965年9月24日に横浜にて誕生し今年で60年目を迎えます。きっとその頃には設立当初の会員が一同に酒を酌み交わし、今後の水産業の未来を語り明かしたことかと思います。この長い歴史や伝統の中、先輩諸兄姉がその時代にそった活動・運動を展開され、時には水産業会の先駆者・先導者として率先して行動され水産部会をまた日本の水産業界を成長させてこられました。
現在世界的にみて水産業は海産物の生産量は伸び続け成長産業の1つとして考えられている中で、昨今の日本においては水産部会発足から20年余り伸び続けた生産量も1985年頃をピークに生産量が減少し続け、さらに漁業者の高齢化・担い手不足問題、海水温上昇に伴う漁獲量の減少があることから、衰退産業としても考えられております。
これからの日本水産業界の未来の展望を共に学び、共に考えこの衰退しつつある水産業界を、水産部会【家族】一丸となって復活を目指し盛り上げることで未来永劫続く水産部会を作り上げることができます。
【海外見本市での部会の開催】
水産部会の活性化と日本の水産業界の発展を目指す上で、最新の水産業界のトレンドや技術革新を把握することは非常に重要です。この見本市は世界最大規模であり参加を通じて、日本の水産業界に持ち帰るべき新しいアイデアや解決策を見出し、業界の未来に向けたビジョンをさらに明確にすることが可能です。
国際的なネットワークを構築することができ、世界中の漁業関係者やバイヤーと直接交流し、海外市場の拡大や新たなビジネスパートナーシップを築くことができるため、日本の水産業者にとっても大きな成長機会をもたらします。
また、持続可能な水産業への取り組みが世界的に注目されている中、この見本市では環境に配慮した最先端の技術や事例を学ぶことができ、これを日本の水産業界に適用することで、環境保全と経済発展の両立を図ることができます。
水産部会60周年という節目を迎える年に実施することは、この60年間、部会は水産業界における様々な課題に対応しながら成長してきましたが、今後のさらなる発展のためには、新しい時代の要請に応える活動が求められています。世界最大の水産見本市への参加を通じて、部会の未来に向けた新たな展望を切り開くことは、60周年という重要な節目に相応しい取り組みです。
【農林水産大臣への表敬訪問】
60周年を迎えるにあたり、この節目を機に水産業の持続可能な未来を築く重要なステップを踏もうとしています。現役メンバーが主体となり、現代の課題に対応しながら、水産資源の持続可能性の確保や、漁業者や水産業者の支援と育成を強化する具体的な政策を提案する予定です。
また、国際競争力の向上や国内の水産物消費拡大に向けた施策も提言書に盛り込み、60年の歴史を基に次世代に向けたリーダーシップを発揮していきます。この節目を契機に、水産業のさらなる発展と持続的成長を目指す取り組みを進める考えです。
【日本水産業界の基盤となった浦安の地での開催】
日本の水産業界は衰退傾向にありますが、豊洲市場の「世界一の魚市場」としての地位は変わりません。浦安は、その豊洲市場を支える重要な地域であり、東京湾という共通の海域を基盤にして発展してきた歴史的背景を持っています。浦安の地は、漁業文化や水産業の拠点として、日本の水産業界の発展に寄与してきました。
現在の日本の水産業が直面する課題や未来に向けた取り組みを考える際、豊洲市場の存在は日本の水産業の未来にとって欠かせない要素です。浦安の地で水産部会を開催することは、豊洲市場がもたらす影響力を踏まえ、水産業界の直面する課題や未来に向けた取り組みを共有する場として非常に重要です。
衰退の危機にある日本の水産業界と、依然として世界に誇る豊洲市場という対照的な状況を背景に、浦安での部会の開催は、水産業の未来を考えるための重要な機会となります。
【新時代に向けた女性活躍】
従来の水産業界は男性中心の労働環境が主流でしたが、最近の社会的な変化により、女性の活躍が求められています。この事業を通じて女性の参画を推進し、多様な視点を取り入れることで、業界全体の成長を促進し、次世代のリーダーシップやイノベーションを育むことが期待されます。
さらに、地元の女性たちをみて水産業の可能性を感じてもらい、地域経済の活性化や人材育成に寄与することができます。地元の女性が積極的に関わる姿を見ることで、地元へ帰った時に地域全体で水産業を盛り上げる基盤が築かれるでしょう。
今回の事業は、水産部会60周年の最後の事業として位置づけられており、1年間の活動を振り返る機会でもあります。61周年に向けて新たなスタートを切るため、女性の活躍をテーマにしたこの取り組みは非常にふさわしいものです。部会の未来に向けた新たな展望を切り開き、次世代へのバトンを渡すことができると期待されています。
このように、当該事業の開催は、地域性を生かしながら水産業における女性の活躍を促進し、業界の未来に向けた重要な一歩となるのです。
60周年を迎えるこの特別な年に、私たちは先輩諸兄姉の想いや志を継承し、更なる高みを目指します。時代を振り返り、未来を見据える中で、私たちが目指すべき水産業の形をイメージし、新たな未来を創造していくことが私たちに求められています。
60周年を迎えるにあたり部会員1人 1 人がこの水産部会の歴史を知り、今日までの課題を見出し、設立当初と同じように水産部会【家族】全員が未来に希望を持ち語り合う周年にいたします。
基本方針
・参加意義を見出せる機会の提供
・水産部会の全国的認知を上げる
事業計画
・60周年記念式典の開催
・年5回の部会開催
・サマーコンファレンスへのブース出店
・農林水産大臣への表敬訪問
・現役会員拡大目標数 21名
・HPやSNSを用いた広報活動
・海外事業の開催