第11話 福島県浪江町から耕作放棄地を救う話

8月19日は福島オンライン事業として、浪江町の皆さんと交流させて頂きました。
その内の一人がバイオマスレジン南魚沼&福島の社長さん達でした。
新潟県と同じく、美味しいお米の産地として有名な福島県ですが、数年前まで原発被害により全町避難していた浪江町では、除染されて安全になったにも関わらず風評被害によって稲作ができない状況でした。

それを破砕米だったり、非常用途の保存期間が切れたりした非食用のお米を原料にしたプラスチック「ライスレジン」を製造するバイオマスレジン南魚沼様が、耕作放棄地となりつつあった田んぼをライスレジン用の資源米の田圃として蘇らせ、さらには浪江町内にライスレジン工場を建設する事でバイオマスレジン福島を設立、浪江町にもっと人が戻りやすいよう新しい雇用を生み出そうとしています。

ライスレジンはお米の成分が含める事で石油由来の原料を減らしており、海洋プラスチック問題に代表されるような環境負荷を軽減させる効果がありますが、水生生物のゆりかごとして河川の生態系、ひいては沿岸域の生態系を支える稲作地帯を復活させるという多大な貢献をされています。
美味しいお米は地球を救う!?皆さんには美味しいお米と美味しい魚を食べながら、環境保護に関心を持って頂き、お力添えを頂けたら嬉しく思います。



ライスレジンの商品の一例です。様々なものに取り入れられています。



鰻重に代表されるように、美味しい魚は美味しいお米で引き立てられるのです。